高校野球【タイブレーク】とは?複雑なルールを徹底解説

こんばんは!はるいちです。

実は私、元野球少年で高校野球観戦歴20年以上の野球好き。

いよいよ明日から夏の風物詩「甲子園」が開幕します。

去年の第102回大会(2020年)は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、

代替大会として春のセンバツ大会に出場が決まっていた32校が出場する、

「2020年甲子園高校野球交流試合」という形がとられましたが、

今年は、感染対策を取りながら、なんとか開幕できそうです。

阪神甲子園球場

小学生から野球を始め、高校野球観戦歴20年以上の私ですが、

恥ずかしながら、最近何かと話題になる「タイブレーク」という言葉の意味を、

ちゃんと理解していませんでした。

そのため、これを機に高校野球におけるタイブレーク」について調べてまとめてみました

甲子園が開幕する今、甲子園を見る上で出てくる「タイブレーク」の意味について、

解説していきたいと思います。

⚾高校野球好きの方
⚾タイブレークの意味を詳しく知りたい方
⚾スポーツ観戦好きな方

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目次

『タイブレーク』とは?

タイブレーク』とは、スポーツの試合で使われる言葉で、

「同数均衡(tie)を破る(break)」ことから派生して、同点の試合に決着を付けたり、

同順位の選手に順位をつけたりするような特別なルールのことをいいます。

野球のみならず、テニスやアメリカンフットボール、バスケットボールなどの試合にも、

このタイブレーク制が導入されています。

野球におけるタイブレークとは?

均衡する試合ではなかなか決着がつかず、試合時間がどんどん長引いてしまうということから、

試合時間を短縮するために作られた「タイブレーク制度」。

様々なスポーツで採用されていますが、野球においてのタイブレーク制度とは、

イニングの初めからノーアウト1、2塁という状況で攻撃を始めるというルール」です。

いわゆる、チャンスの状況で攻撃が始まるので、得点が入りやすくなり、

試合を短時間で終わらせる狙いがあります。

 しかし、アメリカのメジャーリーグ日本のプロ野球には、

「タイブレーク制」は導入されていません

メジャーリーグでは、延長の場合は原則として決着がつくまで試合をしますし、

日本のプロ野球も原則延長12回で決着がつかなかった場合は引き分けとなります。

(コロナ渦においては、9回で決着が付かなければ引き分け)

ちなみに、国際試合であるWBC(World Baseball Classic)では、

延長11回からノーアウト1、2塁で始めるというタイブレーク制が採用されていました。

高校野球における『タイブレーク』とは?

基本的に、プロ野球では「タイブレーク制」は導入されていませんが、

高校野球をはじめとするアマチュア野球では、「タイブレーク制」を採用しているケースが多いです。

高校野球連盟(高野連)は、延長13回からこのタイブレーク制を採用しています。

ただ複雑なのが、明治神宮大会や国体においては、延長10回からタイブレークとしていて、

ランナーも1アウト満塁の状況からスタートとなっています。

そのため、「タイブレーク」に関しては各大会によってルールが異なるということになります。

実際のところ、高校野球においてタイブレーク制が導入されたのはつい数年前の話なので、

細かい規定などは、まだこれから詰めていく段階だと思われます。

甲子園で『タイブレーク制』が導入された背景

高校野球で「タイブレーク制」が導入されたのは、つい数年前のことで、

タイブレークを導入する前は、延長15回で決着がつかなければ引き分け再試合となっていました。

私含め昔から高校野球を見てきた方にとっては、シンプルに野球は延長15回までという認識で、

タイブレーク制」は大会によってルールが違うなど、分かりにくい制度と思われがちです。

ここ数年導入されたタイブレーク制」ですが、採用された背景にあるのは、

選手の体調管理の問題」です。

近年、将来を担う高校球児の体の負担を考慮し、投手の球数を制限したり、

休養日を設けたりするなど、ルールや大会運営の見直しが進められています。

延長15回で決着がつかなかった際の引き分け再試合が選手の負担になることから、

1試合で決着をつけさせようと導入されたのが「タイブレーク」ということになります。

この制度によって、選手の疲労や故障のリスクを軽減が期待できます。

さいごに

今回は、高校野球においてここ数年導入された「タイブレーク制」について、

解説させていただきました。

地球温暖化もあり、近年問題視されている選手の体調を考慮して

試合を長引かせずに決着をつけるために導入されたタイブレーク

まだイマイチ馴染みのない制度ですが、これからしっかりと細かい規定などを詰めていって、

選手にとって負担のない、なおかつ応援している方々にとっても分かりやすいルールにしていってほしいと思います。

はるいち

もう20年以上も前の話になりますが、
私が中学生の時は、延長戦で決着がつかなかった時、
ノーアウト満塁の状況から試合をリスタートさせるという、
サドンデス」という呼び名のルールが採用されていました。

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