こんばんは!はるいちです。
今回は、桂紹寿(かつらしょうじゅ)さんの著書『柔らかな心』を読んだ感想と、
本の概要についてご紹介したいと思います。
こんな方におすすめの本です。
✔神社仏閣に興味がある方
✔心理学に興味がある方
✔旅行が好きな方
『柔らかな心』を知ったきっかけ
以前、京都嵐山へ旅行した際に、1年中鈴虫が鳴いているお寺で、
和尚さんが面白いお話をしてくれると評判の華厳寺(鈴虫寺)を訪問しました。
そこで聞いた和尚さんのお話が非常に面白く、心にささるものであまりに印象に残ったため、
帰宅後、色々と鈴虫寺について調べてみると、住職が本を出版していること知りました。
和尚さんの説法を聞いて、「私自身普段忙しい日常に慣れてしまい、
当たり前のことを忘れてしまいがちでしたが、改めて今の自分があるのは周りの人たちのおかげ」、
ということを実感し、心が洗われた気持ちになりました。
この気持ちを忘れないためにも、本書を手に取り定期的に読み返すようにしています。
興味がある方は是非鈴虫寺へ足を運んでみてください。
鈴虫寺(華厳寺)公式ホームページ(https://www.suzutera.or.jp/)
著者「桂紹寿」(かつらしょうじゅ)のプロフィール
1971年1月1日生まれ。北海道大学大学院文学部東洋哲学修士課程修了。
1998年に京都華厳寺(鈴虫寺)の副住職となり、2014年10月より華厳寺住職に就任。
寺での軽妙洒脱なお話が人気を博している。
講演や執筆活動など幅広く活躍中。
著書にて『てくてく地蔵のしあわせ問答』(PHP)がある。
『柔らかな心』の目次
第1章:からだで感じる禅の心
第2章:心穏やかに暮らす禅のヒント
第3章:成功に役立つ禅の教え
第4章:強く生きる禅の教え
第5章:人生百年時代を生きる禅の知恵
『柔らかな心』の概要
著書の桂紹寿さんが住職をつとめる京都府の華厳寺(鈴虫寺)では、
70年ほど前から一般の参拝者に向けて説法を始めており、
本書は今まで参拝者にお話ししてきたことや、講演会でお話しした内容をまとめたものです。
仏教の教えや、禅宗でよく使われる禅語はとても難解ですが、
それを本書にてなるべく分かりやすくまとめています。
本書から学んだこと、感想
①何事も自ら進んでやることの大切さを学びました
SNSなどで、自分が欲しい情報が簡単に手に入る今、充実した人生を送るためには、
楽をしようとせず、自分が実際に体を使って物事を感じ取る姿勢を常に持つことが、
自分自身の成長につながるということを学びました。
②当たり前のことを当たり前にできる人間になろうと思いました
日常生活の中で、「当たり前のことを当たり前にやっていく」ということは、
簡単なようで実は非常に難しいことであると著者は述べていました。
人生はほんのわずかなことの積み重ねでできていて、当たり前のことをできると、
人生が大きく変わるという描写に感銘を受けました。
「違いを受け入れる心」を持とうと思いました
本書のタイトルである『柔らかな心』とは、「柔軟心」つまり、
「違いを受け入れる心」と本書では表現していました。
人は自分の思うようにならないから苦しみがあるのであって、
人それぞれ価値観は違うということを念頭に置き、人と違うものを受け入れる柔軟な心があれば、
苦しみも半減するということに納得しました。
さいごに
今回は、桂紹寿(かつらしょうじゅ)さんの著書『柔らかな心』を読んだ感想と、
本の概要についてご紹介させていただきました。
この本は、普段人が当たり前で日常に埋もれてしまいがちな大切なことを、
改めて思い出させてくれるものだと感じました。
本書は200ページもなく、読みやすい文章の本なので、気軽に読むことができます。
(kindle版もあります。)
家に一冊置いておけば、定期的に初心を思い出すことができるのではないかと思います。
また、京都嵐山にある鈴虫寺にて、住職の面白く分かりやすいお話を実際に聞きに行くことで、
学ぶこともあると思いますので、興味がある方は是非鈴虫寺へ足を運んでみてください。
鈴虫寺は、鈴虫の鳴き声を聞きながら、住職の笑いを交えた説法を聞けるという珍しいお寺です。
入館料500円で、お茶菓子とお守りがついていて、説法を聞いた後、
お地蔵さんに願い事を1つすると叶うと言われています。
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