こんばんは!ボクシング観戦歴20年以上のはるいちです。
いよいよ、東京オリンピック開幕まで約1か月となりました。
東京オリンピックを楽しむためにも、今回はボクシング日本代表の注目選手について、
ご紹介していきたいと思います。
東京オリンピックは、7月23日(金)に開会式が行われ、
ボクシングは、7月24日(土)~8月1日(日)、8月3日(火)~8月8日(日)の期間で、
開催される予定です。競技は両国国技館で行われます。
ロンドンオリンピックで、金メダルを獲得した村田諒太選手(ミドル級)に続いて、
日本人選手の活躍を期待したいです。
東京五輪ボクシング日本代表選考方法
まず、オリンピックの出場枠は、1カ国・地域で最大男子8、女子5の計13枠(各階級1)ですが、
日本は開催国として男子4、女子2の計6枠が与えられています。
日本は2020年1~4月のアジア・オセアニア予選で出場枠を獲得した選手が五輪代表入りしました。
自力で出場枠を得られなかった階級は、予選成績を考慮して、
日本ボクシング連盟強化委員会の推薦で開催国枠選手として代表を選びます。
日本は五輪代表に決まっていない選手を2021年5月の最終予選に派遣予定でしたが、
新型コロナウイルスの影響で中止。
その影響で、最終予選で決める予定だった出場枠は、
五輪で競技を運営する国際オリンピック委員会の特別作業部会が定める独自のランキングで選考します。
東京五輪ボクシング内定選手
内定選手は、合計6名です。(男子4名、女子2名)
【女子】
🥊並木月海(フライ級)
🥊入江聖奈(フェザー級)
フライ級の並木選手は、総合格闘家の那須川天心選手と幼なじみだそうです。
【男子】
🥊田中亮明(フライ級)
🥊成松大介(ライト級)
🥊岡沢セオン(ウェルター級)
🥊森脇唯人(ミドル級)
フライ級の田中選手の弟はプロで世界3階級制覇を達成した田中恒成選手です。
注目選手の紹介
私が注目した選手は、リオデジャネイロ五輪にも出場したライト級の成松大介選手と、
類まれなる身体能力を持ったウェルター級の岡沢セオン選手です。
成松大介選手(男子ライト級)
熊本県立熊本農業高校在学中にボクシングを始め、東京農業大学経済学科を卒業後、
自衛官となり自衛隊体育学校に所属。
全日本選手権では、2010年から2015年までに6連覇を達成し、
2019年自体校の並木月海と共に日本ボクシング連盟から2018年度アマチュア部門最優秀選手賞を受賞。
2020年3月のアジア・オセアニア予選では、初戦敗退と厳しい結果を突きつけられましたが、
過去の実績により、二度目となるオリンピックの出場権をつかみました。
彼の最大の武器は、右フック。
中学時代、腕相撲で強くなるため、鉄アレイを使って右腕だけを鍛えた結果だそうです。
熊本県出身の成松選手は、2016年最大震度7を観測した熊本地震と、
2020年は豪雨の被害も受けました。
破壊力抜群の右フックを武器に、最高のパフォーマンスで故郷に元気を与えてほしいです。
岡沢セオン選手(男子ウェルター級)
小中学校ではレスリングに取り組むが、進学した日大山形高校ではレスリング部がなく、ボクシング部へ入部。
ガーナ人の父と日本人の母を持つ岡沢は、持ち前の体のバネとリズム感で、
高校時代は全国ベスト8。進学した中央大では4年時に国体準優勝。
しかし、その当時はボクシングの日本代表を狙える選手ではなく、広告代理店に内定も得て、
社会人になったらボクシングは辞めるつもりだったそうですが、
どこかでボクシングへの情熱が捨てきれないと悩んでいた時に、鹿児島出身の後輩から、
「県の体育協会が2020年の地元国体に向けて指導員を探している」と聞き、
親にも話さず内定を蹴り、かばん一つで鹿児島に行ったそうです。
鹿児島のジムでメキメキと力をつけた岡沢は、全日本選手権を2連覇すると、
2019年のアジア選手権では、日本人としては36年ぶりとなる銀メダルを獲得。
2020年3月にヨルダンで行われたアジア・オセアニア予選では5位に終わりましたが、
東京五輪日本代表の内定が決まりました。
彼の持ち味は足を使ったアウトボクシング。
KO勝ちこそ少ないものの、左構えでガードをだらりと下げ、軽やかなステップからジャブ、
ストレートを伸ばすという、パンチをもらわず戦うというスタイルで、
激戦区ウェルター級でのメダルを狙います。
さいごに
今回は、東京オリンピック開幕まで約1か月迫まる中、
ボクシング日本代表の注目選手について、ご紹介させていただきました。
地元の期待を背負って、実力経験ともに豊富な成松大介選手と、
大学卒業後に才能を開花させた岡沢セオン選手。
村田諒太選手に続いて、メダル獲得を期待しています。
そして、オリンピックで活躍し、将来的には世界へ羽ばたくような選手になってほしいと思います。
成松選手はリオ五輪で、岡沢選手は日経新聞で、
大きく取り扱われているのを機に知りました。
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